白谷通信 立冬の頃

宮之浦川、河口。

 ちなみに左の写真はときどきハチドリに間違えられる蛾の一種、ホシホウジャクです。昼光性、花の蜜を吸い、ホバリングもできるという、およそ蛾らしくない蛾なので本やネットでの説明にも「ハチドリと間違えられる」とあるほど。台風の影響で流れてきたのかと思いきや、わりとよくいる蛾らしいです。、

尾花。

  「十月の裸日和」といわれる暑い日々も二つの台風に連れ去られ、いっきに晩秋の気配が色濃くなった屋久島。晴れる日も少なく、朝晩は肌寒いくらいです。道を走っていても目立つのは芙蓉と薄。立冬を前にして、そろそろ南国気分ともお別れの季節です。

 里では9月、10月と続いた運動会シーズンも終わり(屋久島では本当に毎週、運動会があるのです)、島内はなんとなく静かな雰囲気です。今年は町議選と衆議院議員選挙があったので余計に穏やかさが身にしみる気がします。

ホシホウジャク
  台風の後は自然が少し変化します。見慣れぬ貝殻が打ち上げられていたり、台風で流されてきたのか、普通はいない鳥がいたり。注意してみると微妙に地形が変わっていることもあります。